前代理人、はいじさんのこと。(10月23日永眠)

その人は、わたしが組合を立ち上げたときの初期メンバーでした
2014年当時、ゲーム人口が少なく組合の数はもっと少なくて加入申請を送っても断られる日々が続いたわたしが仕方なく自分で作ってみた組合
何のメリットもなく、人数もほんの5人きり。
まだまだゲームの概要すらわからずに手探り状態で遊んでいました。


チャットで話すようになると、メンバー数も少ないせいか、すぐに打ち解けて仲良くなりました。
どこに住んでいるか、どんな仕事をしてるのか、どんな恋愛をしてきたかなど、かなりプライベートな話もしたと思います。


5人の中で、ひとりだけ課金して遊んでる方(Lさん)がいました。その人はもっと上位の組合にいくね!といって去っていった時があり
初めてメンバーが抜けるという経験をしたわたしは、とっても寂しかったです。
ひとりメンバーが抜けただけでも、プロジェクトは急に難しくなり、組合としてもちょっと大変でした。
しばらくするとLさんは戻ってきて、上位の組合に行こう!組合メリットがすごいよ!と勧誘しました。
その結果、、残ったのはネジ式さんと、はいじさん。私の3人だけになりました。


何のメリットもない私の組合に残ってくれたのです。ののさんがいるからここに残る。と言ってくれました。
その時、わたしは「ああ、仲間が移動しないぐらい大きな組合になりたいな。残ってくれたメンバーのためにも強くて大きな組合にしたいな」
って思ったのを覚えています。


時は流れ、だいぶ大きくなった組合と、ネジさんと、はいじさんと楽しく遊ぶ毎日でした。が。
チャットでメンバーさん同士のトラブルがあり、はいじさんは組合を抜けて他組合へ移動していきました。
そのころにはメンバーが抜けることに慣れてきてはいましたが、この時はやっぱりかなり寂しかったです。


別の組合になっても、たまにメールのやりとりをしていましたが、その頻度は多くはなく、しだいに疎遠になってしまいました。


そして、あれは夏の終わりだったか、秋の始まりだったか。
その頃に、はいじさんからメールがきました。
長くゲームをしてきたけれど、最初のころが一番楽しかったよと書いてありました。
ふたりで楽しかった当時の思い出などを話しながらその日、メールを何通かやり取りをしました。


そのやりとりの最後に、はいじさんはもうゲームを辞める。このIDは他の人に渡すと言いました。
なのでメールをくれても他の人が見ることになるから、もうこれを最後にメールは送らないでねお返事できないから。と言っていました。
もしこのIDが動いていたらそれは別人だから。と念を押してもう一度言いました。

わたしはわかったよ^^とお返事をしました。
はいじさんは「ののさん、大好きよ」と最後に言いました。
それが最後。それで最後でした。



本日(2015年11月22日)はいじさんを知るメンバーさんからの訃報が届きました。

闘病の末、亡くなったとのことでした。

わたしと同じように、組合を抜けてからもはいじさんと交流があり、ゲームをしていたところ

働き者イベントで、はいじさんの名前を見かけメールしてみたら、別人からお返事があったとのことでした。


訃報を届けてくれた方のメールには、

はいじさんは、ずっと、「ののさんが好きだったのに抜けてしまって悪いことをしてしまった」と、

ことあるごとに聞いていたという一文が添えられていました。一時の感情で組合を抜けたことを後悔していたと。

闘病生活を送りながらもゲームは続けられていて、でも、組合に属すと亡くなった後

迷惑をかけてしまうからと、最後はどこにも属さずにひとりきりで遊んでいたそうです。


悲しくて悲しくて悲しくて仕方がありません。

涙が流れても流れても胸の痛みがとまりません。

連絡が来た時に、なぜ気づかなかったのか、やめる理由を聞かなかったのか

戻っておいでよと、言ってあげられなかったのか。

最期をこの組合で過ごしてほしかった。

緑色に光ることはもうなくても、ずっとずっとそのお名前をこの組合に残しておきたかった。



※この文章は、2015年11月に作成したものです。当時、あまりにつらすぎて公開できませんでした。

はいじさんを知るメンバーさんに、きちんとお伝えすることができず、

気持ちの整理に時間がかかってしまってごめんなさい。

はいじさんから以前にこの組合を推薦されたという方が、このたび加入され

はいじさんの思いやご縁は、繋がっているんだ生きているんだと

思うきっかけとなったので公開することにしました。
訃報を聞いた直後に、作成した文章なので
感情のままに書いていて読み返すと恥ずかしいような複雑な気持ちもあるの
ですが(/ω\)あえてそのまま掲載しました。


心より はいじさんのご冥福をお祈りいたします。